さて、野球用語の訳語も面白いものがあります。

その変換をたどってみると

ピッチャー          ピッチャル⇒投球者

キャッチャー        ケッチャル⇒受球者、取手

ホームベース        本基

ファーストベース       第一関門

ファーストベースマン     第一防者⇒第一塁将、第一塁手

ショートストップ         短遮

センターフィールダー     中郊者⇒中野手

フルベース         満基

ホームラン        廻了

イニング         小勝負

ゲームセット      全勝負

アウト          除外  死んだ、殺したという言葉としても表現していた。

なんともいえない感じで、西洋から来た運動をなんとか

日本流にして行こうという努力がわかります。

それにしてもショートの「短遮」って「たんしゃ」でいいのでしょうか?
かなり、直訳がすごいです。

笑ってはいけないけど、ピッチャルはすごい!

また、当時の練習にしてもかなり過激で怖いものもあります。

明治20年代の(旧制)一高でのキャッチボールは

素手で捕ったらすぐ投げる、間髪入れずにすぐ投げる!!

それもきちんと正面に投げる。

今で言う「クイック」ではありません。

お互いにらみ合い、手の痛さを我慢しながら、

少しずつ間を詰めていき、「相手が倒れるまでやるぞ!!」という

緊張感で行ったそうです。

キャッチボールというより投げあい。

ユニフォームもそろっていない時代なので

はかま姿で殺気じみた投げあいは

さしずめ武道のようなものだったでしょう。

不平等外交の時代、

米国の国技を日本の魂に染める!

まさしく武士道のような気概で

ベースボールを取り組んでいった学生達。

そして、日本初の日米決戦は

1896年(明治29年)

5月23日に横浜で行われたのでした・・・。

参考文献:日本野球創世史 君島一郎著 ベースボールマガジン社刊

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